ヒアリング用 叩き台

生命保険代理店 業務マップと AI化候補の仮評価

一般的な生命保険代理店の業務を時間軸に沿って棚卸しし、AI化できそうな度合いを仮評価したものです。ここに書いてあることは全部「仮説」で、実際の業務との答え合わせ(ヒアリング)のための叩き台です。

STEP 1

各フェーズの表を上から一緒に見て、やっていない業務は「やってない」にチェック。表にない業務は各表の最後の「この他の業務」欄に書き足す

STEP 2

残った業務ごとに「今のやり方・頻度・かかる時間・面倒な点」を右端のメモ欄に直接入力(この端末のブラウザに自動保存されます)

STEP 3

ページ末尾の確認チェックリスト(メットライフの規程・使用システム)を必ず聞き、最後に「記入内容をファイルに保存」で書き出す

メモは入力すると自動でこの端末のブラウザに保存されます(別の端末には同期されません)
開発を始める前の大前提

お客様の情報(特に健康状態=法律上の「要配慮個人情報」)を外部のAIサービスに送ってよいかは、メットライフの代理店規程・情報管理ルールで決まります。実際、生命保険協会の代理店自己点検表にも、業務PCで使うソフトやオンラインストレージの制限・安全管理措置の点検項目があります。赤丸(●要配慮)が付いた業務は、規程を確認するまで開発着手しません。緑丸(●なし)の業務は顧客情報に触れないため、すぐ着手できます。

AI化の仮評価

AIで大部分を自動化・下書きできそう 一部の補助はできそう 人がやることに価値がある/会社システムで代替不可

扱う個人情報

なし顧客情報に触れない 顧客情報氏名・連絡先・契約内容など 要配慮健康・病歴に関わる情報

全体の時間軸

仮説:まず狙い目の5つ

「効果(削減時間×頻度)× 実現しやすさ × 個人情報リスクの低さ」で考えた仮の優先順位。ヒアリング結果で入れ替える前提。

1

日報・活動記録の音声入力化

毎日発生し、顧客情報に触れないので今日から始められる。AIに慣れる第一歩としても最適。

2

期日管理とフォロー連絡(誕生日・応当日・更新時期・保険料未納)

フォロー漏れ・失効の防止は追加契約・紹介・継続率(=手数料)に直結。リストアップと文面下書きを自動化。

前提:顧客リストの扱いについて規程確認
3

情報発信・ニュースレター・セミナー資料の作成

集客の入口。個人情報なしで作れて、月1回の発信を無理なく続けられるようになる。

4

AI相手のロールプレイ・想定問答

顧客情報ゼロで営業力に直結。従業員がいれば教育ツールにもなる。

5

面談記録・意向把握メモの自動作成

毎面談発生し削減効果は最大級。ただし健康情報を含むため一番慎重に。

前提:録音の可否・外部AI利用についてメットライフ規程の確認が必須

安全に始める順番

扱う個人情報のレベルで3段階に分けて進める。

第1段階:個人情報なしの業務

日報・勉強・情報発信・ロールプレイ。規程確認を待たずに今すぐ着手できる。

第2段階:顧客情報を扱う業務

台帳・フォロー管理など。メットライフの規程確認と保管方法の設計をしてから。

第3段階:要配慮情報を扱う業務

面談記録など健康情報が絡むもの。規程クリア+処理方法(ローカル処理等)を慎重に設計してから。

ヒアリングで必ず確認すること

聞き方のコツ:各業務について「①今どうやってる? ②週・月に何回? ③1回何分? ④一番面倒な点は?」の4点セットで聞くと、あとで優先順位を数字で決められます。

このマップの作り方(網羅性の根拠)

お客様と接する業務(フェーズ1〜9)は、生命保険の営業フロー(募集 → 引受 → 保全 → 支払 → 顧客管理)に沿って整理しています。事務・法令対応(横断業務)は、生命保険協会「募集代理店共通自己点検表(一般代理店版・2026年2月改正)」の点検項目カテゴリ(教育・研修、顧客情報管理、帳簿書類、監査・自己点検など)と突き合わせて洗い出しています。

それでも、この代理店ならではの業務(特定の提携先・独自のイベント・家族経営ゆえの役割分担など)は外からは分かりません。それを見つけるのがヒアリングのSTEP 1です。